この桜に魅入られてる理由は、その優美な桜の姿もあるけど、
なんと言っても樹姿の美しさにある。
そして、
満開の頃よりも開花前の枝垂れを赤く染め上げる蕾の頃が最も美しい樹姿になるのである。
(私見です)
ほぼ人の居ない蕾の頃は、私にとって最もフォトジェニックな頃である。
晴れてれば晴れてるなりの良い光の時間帯があり、
曇ってれば曇ってるなりの良い光の時間帯がある。
刻々と変わる光に同じ景色は存在しないし、撮る者によって写真は違う。
自分にとって、この桜の樹は母親との思い出と共にある。
遠い幼き日の記憶にあるこの桜も周辺の環境は大きく変わり、
懐かしむ景色は今より遥かに荘厳だったが、毎年この樹は異なる姿を魅せる。
咲き始め~五分咲きと色は徐々に薄くなり、満開の頃にはほぼ白く見える。
桜の花そのものを見たい人は、五分咲き~七分咲き~満開が見頃だろう。
満開をすぎれば、花は徐々に濁りだし、風が吹くたびに華やかに散り始める事となる。
今年は少しだけ早いようである。
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使用機材:
Panasonic LUMIX S1R
LUMIX S Pro 70-200mm F4 O.I.S(上)
SIGMA Art 135mm F1.8 DG HSM |Art(下)