盛大に咲いていた花を落とした枝垂古桜の美しさに魅了される。
別に花見に訪れているわけではなく、「写真を撮る」のが目的である。
散った後のくすんだ色にごまかされてはならないのである。
朝日のあたる繊細な枝の陰影は、蕾でも満開でも観られない美しさを持つ。
花散るも、若芽吹き出す前の姿は更に力強く、幻想的とも言える姿を現し、
古桜にとっては花を咲かせる頃に右往左往する人間など眼中にあろうはずもない。
写真を撮る者を標榜するのなら、被写体の真理を観るべきだ。と思うのだ。
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撮影機材:
FUJIFILM X-T4 (製品サイト)
FUJINON XF 50-140mm F2.8 R LM OIS WR (製品サイト)