写真は常に過去である。
いかなる写真も時の経過とともに記録的価値のみが残留する。
デジタル化によって写真という媒体が一般化し扱いやすくなった現在、
写真データは世界中で増大し続けている。
しかし、デジタル化によって内在する最も大きなリスクは、データの消失である。
これは写真に限った話ではなく、
デジタル媒体に記録されるデータが常に持ち続けているリスクである。
光学メディアだろうが、HDDだろうが、10年先にアクセスできる保証も無い。
記録しやすくなったデジタル化が、その記録性を危うくしている。
実に皮肉なものである。
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model : Mari Shimizu
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撮影機材:
FUJIFILM X-T2 (製品サイト)
7Artisans 35mm F1.2