コンセプチュアルな設定ではなく普通のポートレイトを撮る上で最も重要なのは、
コミュニケーションである。
そのモデルの様々な表情を”会話の中で”様々な角度で観察して、”知る”。
「話してたら撮影できない。」って思う人もいるだろうけど、
「話しながら撮影すればいい。」だけだ。
撮影経験の多いモデルならすぐにパフォーマンスを発揮するだろうけど、
それでも撮り始めと撮り終わりの表情は違うし、モデルによってピークの時間も違う。
“撮影テクニックが重要” という人もいるけど、そんなことはあえて言うことではなくて、
仕上がり想定している写真を撮るための必要なテクニックは持っていて当然である。
例えば企業の経理担当の人間がいるとすれば、
仕訳の知識は知っていて当然で仕事はそこからである。
ファインダーや背面液晶に見える画像を撮るのは今どきのカメラなら誰でもできるけど、
どんな表情?撮りたい空気感?を撮るのは撮影者の頭の中にある。
あなたの撮るモデルが、他の誰かが撮ってるそのモデルと同じ様に写ってたら、
きっとそれは”モデルに撮らせてもらった写真”ということだ。
Model : Tachitama
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撮影機材:
FUJIFILM GFX50S ii (製品サイト)
TTArtisan M-GFX Mount Adaptor
TTArtisan M 50mm F1.4 ASPH