コンセプトによって、撮影者の作為的な意図が、作画のほぼすべてをコントロールする作品とは正反対に、
被写体であるモデルとシンクロナイズするかどうかが、大きなポイントを占めるのがスナップポートレイトだと考えている。
コンセプトはあるにはあるが大まかな枠組み程度であり、こちらのほうが写真的である。
そして、悪く言えば行当りばったりな事も多い。
その場で思いつくアイデアやモデルへの要求もそうなるがゆえに、モデルとのシンクロナイズは非常に重要である。
欲しい表情があり、欲しいポージングがあり、そこを超えてくるモデルプレゼンスも必要である。
もちろん、思い通りにならない時もある。
そういうときは、撮影者の引き出しの多さが物を言う。
よく見かける結果として、モデルの持っているプレゼンスと撮影者の意図がまったく噛み合っていない写真に出会うと、被写体をよく見たほうが良いんじゃない?・・・と余計なことを言いたくなるんだけど、これは年をとったせいだな(汗)
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model : Rin
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撮影機材:
NIKON D800E
NIKON AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G