岡山生まれ、子猫のときに我が家へやってきてから今年で丸7年。
「不敵な男」、KENのポートレートとともに、彼が魅せる男の美学を語る。
KENを一言で言えば、「やんちゃで不遜なナイスガイ」である。要求はストレート、我が道を往く。しかし、ただの暴れん坊ではない。彼は、猫好きの心を掴んで離さない男である。
🐾 自由奔放なやんちゃ坊主、だが「先輩」には筋を通す。
月日を経てすくすくと、走る姿も逞しく育った彼は、今ではすっかり自分の意志を決して曲げない一本気な男へと成長した。ごはんの催促からお気に入りの場所の占領まで、その振る舞いは実に堂々としたものだ。
しかし、そんな彼も「先輩猫」の前では、きっちりと礼儀を尽くす。ごはんは先輩の後に食べる。
我が家には、絶対的な先輩であるKINA(キナ)とHANA(ハナ)という14歳になる姉妹猫がいる。歳の差もあり、彼女たちはまさに家長のような存在だ。
やんちゃなKENだが、この偉大なる2匹の姉さん方の前では決して無礼な態度は取らない。絶妙な間合いを測り、一歩引いて敬意を払っている。私より”女性”を理解しているように感じる。
KENの硬派な姿勢、猫社会の序列を重んじる健気な一面を知ると、普段のわがままっぷりがむしろ心地よい愛嬌に思えてくる。家の中では自由に、やんちゃに暴れ回りながらも、立てるべき相手には敬意を忘れない。その男らしい引き際と割り切りこそが、KENという男の大きな魅力なのである。
🐾 唯一無二の相棒――いつも隣にいるのは、この男だけ
そんな硬派なKENだが、実は我が家で「いつも俺のそばに寄り添ってくれる」のは、他でもないKENだけなのだ。
14歳の姉妹猫たちがそれぞれのマイペースな時間を静かに楽しむ一方で、KENはいつでも俺の気配を追い、当たり前のように隣に陣取る。作業をしているときも、ふと一息つくときも、視線を上げればそこには必ず彼がいるし、ときにキーボードを入力してくれたりもする。ネットミーティングでは私の代わりにカメラに写ってるほうが評判がいい。
やんちゃに振る舞い、先輩たちへの礼儀も忘れない。そんなクールな顔の裏で、誰よりも俺のそばを離れないという熱い忠誠心と甘えん坊な一面を隠し持っている。この二面性こそ、男が男に惚れる理由というものだろう。いつも一番近くで俺を支えてくれる、文字通り「唯一無二な存在」である。
🐾 モノクロームが引き立てる、男の背中と3つの顔
彼の持つ野生の血と、美しいキジ白の毛並みの質感を際立たせるため、モノクロームの硬質な世界でその姿を写した。
【1】不敵に上を睨み据える、野性の眼差し
何かに狙いを定めたのか、あるいは次なる要求を企てているのか。ピンと張ったヒゲと、鋭く上方に向けられた視線。男の子らしい、剥き出しの好奇心がそこに凝縮されている。
【2】全てを見透かすような、堂々たる正面顔
カメラのレンズを真っ直ぐに見据える、鋭い目線。7年という歳月が育んだ絶対的な信頼があるからこそ、男は一切の飾りを捨て、ここまで不敵でリラックスした素の顔を晒すのである。
【3】静寂の中で見せた、哀愁の横顔
ふいに視線を逸らした、映画のようなシーン(笑)。モノクロームは、頭部の精悍なトラ柄と、胸元の真っ白な被毛のコントラストが鋭く立ち上がる。どこか、そばにいる私の動きを静かに察しているかのような、知的で冷静な横顔にも見える。
🐾 KENと暮らすということ
岡山からやってきた小さな命は、7年経過した今、我が家の主役である。
やんちゃで手がかかる瞬間は多いが、14歳の先輩姉妹・KINAとHANAを敬う優しさを持ち、そして何より、いつも俺のそばにいてくれる家族である。この家で不敵に、そして自由に「わがまま」を貫いてくれることこそが、飼い主としての誇りであり喜びである。
撮影機材:
FUJIFILM X-T4
FUJINON XF 35mm F2 R WR
FUJIFILM X-Photographers page
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