水の国

カラー写真が現実を忠実に、または鮮やかに写し出すメディアであるなら、モノクローム写真は現実から「色彩」という最大の情報量を引き算する表現。
色彩を排除した世界では、人の視覚は光の指向性、微細な階調(グラデーション)、被写体の輪郭やテクスチャに向かう。

この写真において、その効果は水面とドレスの質感表現で重要となる。
背景の水面は、感傷的な風景としてではなく、グラデーションを持った純粋なテクスチャとなり、白いドレスのドレープや、モデルの肌に落ちる柔らかな陰影は、モノトーンの階調だから、その立体感と空気感が明確となる。

カラー写真であれば、水の青さや肌の血色感といった「叙情性」に視線が向かう。
モノクロームであることが、余計なノイズを削ぎ落とし、被写体の存在感と画面の構造が持つ美しさがシンプルにに浮かび上がる。

色彩ではない、写真本来が持つ「光と影」の世界は、写真の極めて重要な表現である。
写真の初期は、技術的問題によりモノクロームから始まったが、現代のモノクロームの存在理由は異なる。

 
 
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Water Land
model : Rin
 
 
 
 
 
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撮影機材:
FUJIFILM GFX50S ii
Fringer FR-EFTG1
TAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USD

 
FUJIFILM X-Photographers page
 
instargam

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