陰翳礼讃

当たり前だが、光が強ければ、その影は深くなる。
カメラの性能が上がり、暗い場所でもノイズなく、隅々まで明るく写せるようになった今、「影」を主役に据えた作品が重要。

この作品は、伝統的な美意識である「陰翳礼讃」をコンセプトにした一枚である。

記事に興味が持てたらポチッとクリック
 
 
 
 

障子越しの柔らかな光

In Praise of Shadows
model : たちたま

 
 
 
 

直射日光ではなく、障子を一枚通して部屋に届けられる柔らかい自然光を使う。
意識するのは、「光を当てる」ことではなく、「光の当たらない場所を作る」こと。
サイドから入る光が、モデルのフェイスラインや、浴衣に描かれた牡丹の立体感を静かに浮かび上がらせる。均一な光とは違って、光と影の境界線にこそ艶っぽさが宿る。

・ローキーの引き算

撮影は、浴衣の白地や肌のハイライトが白飛びしない質感を意識して、背景のシャドウを落とし込むように、露出をアンダーに振る。構図の中から余計な情報を「引き算」する露出。
影に何があるのか、観る人の想像力に委ねる余白を残す。
それこそが日本の古民家が持つ「美」かもしれない。

・和の情緒

そして、美しい陰影は、静かな物語を存在させる重要な要素となる。

記事に興味が持てたらポチッとクリック

 
 
撮影機材:
Panasonic LUMIX S1R
SIGMA 50mm F1.4 DG HSM |Art

 
FUJIFILM X-Photographers page
 
instargam

コメントをどうぞ